JUGEMテーマ:日記・一般
10月も今日で終り 明日から暦では霜月 何時霜が降りてもおかしくない時期になる。冬に向かって日に日に太陽の光が弱くなる 風呂は太陽熱ソーラーだが湯が沸かなくなる。
晩秋から春までは 我が家では薪で風呂を沸かす。
薪で沸かすのに焚き付けが必要 そこで山にその焚き付けにする杉の葉拾い。
集落でも薪で風呂を沸かすのは少数派 夫婦二人少しは動かないと・・・
そんな思いもあって 薪で沸かす 夫婦で山に行き杉林に・・・
落ちている杉の葉を拾い 袋に詰める。
斜面でちょっと力まないと・・・ 杉林に赤い物が見える。
名前は?であるが もうそろそろ枯れるらしく 葉っぱが色付き始めていた。
寒くなると熟れる薮イチゴ 赤い実が鮮やかである。
甘酸っぱい味 雪が降るようになると小鳥の餌。
妻と杉の葉を拾い ついでに枝も焚き付けにと拾い 軽トラックに・・・
これだけあれば当分ある 年内にもう1〜2回拾えば 2月頃まである。
人の入らなくなった山は荒れ放題・・・葛が絡み付き 小竹や雑木が生えて 人が歩くのも難儀な状態。
その上に人が歩かなくなった山道は 猪が荒して山道の形も無くなっている。
山に入っても金にならない 農業も兼業だから余計に山に入らない。
入らないから荒れる 悪循環である 戦後国は山に杉や檜の植林を推進。
山林の地主はこぞって植林 さあ大きくなって材木でお金になる そう思った時期に外国から安い木材が 自由化でドッと輸入され 日本の山林の木材は売れなくなり 結局二束三文になった。
おまけに杉花粉症 植林した杉の木が悪いと 敵にされた。
今度はTPPで農産物の自由化 木材と同じで農産物が二束三文 作る人がいなくなった田畑が荒れ放題 そんな日本の姿にならなければいいのだが・・・
木立の合間から空・・・・・
こんな心もとない空を仰ぎ見ることがない そんな日本の農業であって欲しいと 荒れた山道で思った。